添削事例《修正例》

《修正例》

1)「リコーダー」と聞くと、みなさんはどのようなイメージを持ちますか?
2)「リコーダー」と聞いて、みなさんはどのようなイメージをお持ちになりますか?
3) リコーダーについては、みなさんはどのようなイメージをお持ちですか?

1→3の順に、原文から離れていく修正になっています。
原著者をなるべく立てるという立場なら1、文章の品質優先なら3ということになるでしょう。

修正の前提として、この文章の読み手、読者ターゲットはどういう人たちなのかをまず把握しておく必要があります。
小学生を相手にするのと、その保護者に語りかけるのとでは自ずから敬語の用い方などが違ってきます。
最初の「『リコーダー』と聞くと」自体が、すでに日本語としてやや曖昧です。「聞く」といってもこの場合はリコーダーの音を聞くわけではありませんから、本来は「(リコーダー)という言葉」が必要であり、それが省略されているために何となくすっきりしないわけです。
3のように、「については」「に関しては」「を思い浮かべたとき」などなど、柔軟な表現を使いたいものです。

 

さて、あなたの修正はどのようになったでしょうか。

満足の行く添削ができましたか?

もし、もっと文章を書くコツを知りたい、悪文を書かない心構えを学びたいとお思いなら、ぜひこのサイトをくわしくチェックしてみてください。

⭕文例へ  ⭕分析へ